参加者の反応

哲学キャンプに参加した全国の中高生を対象として、オンライン開催となったジンブンアトラスでした。

最初にジブンジンブンから哲学キャンプの趣旨に沿うように、ジンブンアトラスの説明を行い簡単なデモンストレーションを実施しました。

題材については他にも用意していたのですが、その場の参加者の希望を聞いて今回は上の2つの題材をもとにジンブンアトラスを行いました。

取り組み始めたときは中々どう問いを立てていいのかが分からない参加者も多かったですが、UTCPの教員やメンターがガイドとしていくつか問いを立てるのを見るに連れて「あ、そんなことでもいいんだ」と問いが増えていきました。

「気づいたことをどんどん口に出していこう」という作業は、普段とは違った頭の使い方をするようですが、コツが分かるとどんどん気になることは出てきました。

今回はルームに分かれてジンブンアトラスを行った後、全員でアトラスの結果を見てコメントする時間を設けました。似た気づきがある一方で、ルーム独自の気づきもあり、またそれぞれから派生するコメントも異なっていたので、意見が活発に交わされていました。

アンケートで「今日学んだこと・思ったことは何ですか?」という質問に対して、

「いつもはじっくりと見ないものをじっくりと見ることがとても新鮮だった」

という回答がありました。テクストを自分ごとにしていくきっかけは、そういったテクストへの向き合い方にあることを理解してもらえたと思います。他にも

「ルームに分かれたあとに、全体で話し合うとまた違う意見が聞けて面白かった」

という意見があり、自分とルームの他人、そしてルームと他のルーム、といったようにそれぞれから見えているものが違うことに対して興味をもったようです。

またアンケートで「改善点は何かありますか?」という質問に対して、

「もっと他のテクストでも取り組んでみたかった。その場でテクストを探してくるのも良いのではないか。」

「もう少しアトラスの時間が欲しかった。」

など、テクストの選定方法への要望や実施時間の延長の希望がありました。

これらの意見を参考にして、ジンブンアトラスはさらに磨きをかけていきます。ご参加いただいた皆さまありがとうございました!

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