Q4-1. 初学者があたるべき文献、避けたほうがよい文献などはあるでしょうか?

博覧会研究について知ろうとしたとき、短い論文がたくさん載っている書籍から手に取ったので、「だいたいの人が同じこと書いてるし、たぶんこの分野の常識ってのはそうなんだろう」と基本的かつ確からしい情報からゲットできました。なので初学者も論集とかからあたると良いと思います。

あるいは、ビジュアル多め、史料や美術品の写真がたくさん載っている本をなんとなく眺めてみるだけでも楽しいですね。載っているモノの所蔵館・施設は絶対書いてあるから、調査するときのあたりをつけやすくなるとも思います。

ーー逆に避けたほうがいいものはありますか?

ひとりの書き手が書いたボリューム多めの本は最初に手に取るには向かないかもしれません。前提とする知識が多すぎるし、何より量で挫折します。

あと、出典やベース知識が同分野他書籍に比べて偏っていたり、あまりにも言っていることが違ったりすると、「この人が自分の書きたいストーリーありきで書いてないか?」と疑わしいので、そこも慎重に見るべき

おすすめ本

博覧会の政治学 吉見俊哉

博覧会と明治の日本 國雄行

東京国立博物館 館の歴史

最終回は大学の外における研究について伺います。