自己責任
はじめに
「あなたが努力しなかったせいだ」「他の人は必死にやっている」、そういったセリフと共に「自己責任」という言葉はどこでもかしこでも聞かれるようになってきました。公共サービスの限界が近づいていて、自助努力という言葉を聞いたことがある人も多いかもしれません。どうして自己責任という言葉で片付けられてしまうのでしょう。どうして文句を言うことがいけないことなのでしょう。明治と令和の日本は「自己責任」を考える格好の材料かもしれません。
まとめ
どのようにして「自己責任」という考え方が生まれ、われわれを縛り付けているかというところに二冊の本を読む際は着目して欲しいと思います。もちろん自己責任を批判することは、責任を一切負わないこととは違います。むしろどうすれば自分の行動に責任をもてるのか、責任を負いきれない部分についてはどう立ち向かえばいいのかを考える、ポジティブな態度が必要なのではないでしょうか。