インド哲学仏教学で学べる内容
研究内容
インド哲学仏教学専修課程は、東京大学文学部に設置されている27専修課程のひとつです。インドの哲学・宗教思想と、インドで発生・展開した仏教、そしてアジア諸地域に伝播した仏教の哲学・宗教思想を研究します。サンスクリット語・パーリ語・チベット語・漢文など、仏教文献の原典を読み解く語学訓練が特徴的で、研究室は1879年(明治12年)に端緒が開かれた歴史ある伝統を持ちます。
高校までの繋がり
高校の「倫理」「世界史」で触れる仏教やヒンドゥー教は、インド哲学仏教学の入り口にすぎません。大学ではサンスクリット語・パーリ語といった古典語を一から学び、原典で経典や哲学書を読む本格的な訓練を積みます。
履修の流れ
東京大学では進学振分制度により、2年次冬に文科三類から文学部への進学が内定します。3年次から専修課程に所属し、サンスクリット語・パーリ語などの古典語を学び始めます。概論・特殊講義・演習を重ね、4年次には卒業論文を執筆します(インド哲学仏教学では卒論の代わりに「特別演習」という試験で卒業することも可能)。
海外への留学
東京大学は世界各国の大学と多数の交流協定を結んでおり、全学交換留学(USTEP)、海外派遣プログラム、サマープログラムなど多様な留学機会が用意されています。文学部・大学院人文社会系研究科でも、研究対象の言語・地域に応じた留学支援があり、特に語学・文学系専修では現地での学習が推奨されます。日本史学や東洋史学などの専修では学部時代の留学は少数ですが、大学院進学後は専門分野の調査や研究のために現地に渡る学生が多数います。
進路
就職先・大学院進学
東京大学文学部の卒業生は、公務員(国家・地方)、教員(中学・高校)、民間企業(金融、情報通信、マスメディア、出版、商社、製造業など)、学芸員、国際機関など、多彩な分野に進んでいます。3割程度が大学院人文社会系研究科に進学し、研究者やより専門的な職を目指す学生も相当数います。法学部・経済学部との比較で「就職先が限られる」と言われることもありますが、実際の進路は幅広く、むしろ文献を読み解き論理的に記述する力を評価して採用する企業は少なくありません。
関連する資格
所定の科目を履修することで、中学校教諭一種免許状(国語・社会・英語など)、高等学校教諭一種免許状(国語・地理歴史・公民・英語など)、学芸員資格を取得できます。専修によって取得できる免許教科が異なるため、進学先の専修課程で確認が必要です。
受験情報
受験で必要な科目
東京大学の入試は「科類」単位で行われ、文学部に進学するには文科三類を受験するのが一般的です(文科一・二類からの進学も可能ですが、人数は少数)。文科三類の受験では、大学入学共通テストで国語・地理歴史/公民(2科目)・数学(2科目)・理科・外国語・情報の6教科7科目または8科目が必要で、1000点満点を110点に換算します。個別試験(前期日程)は国語120点・数学80点・外国語120点・地歴2科目120点の合計440点、共通テストと合わせた総合計550点で合否が決まります。
文科三類に入学後、1年半の前期課程(教養学部)を経て、2年次冬の進学振分によって文学部への進学が内定します。進学振分の成績は前期課程2年間の成績で決まるため、文学部に進学するには入学後も学業に励む必要があります。
学費
東京大学は国立大学なので、学費は国立大学標準額です。入学料は282,000円、授業料は年額535,800円(いずれも令和8年度予定額)。
※ この情報は令和8年度(2026年度)入試時点のものです。最新の入試情報は、東京大学入試情報のウェブサイトでご確認ください。
情報取得日
2026年4月時点





