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実践編:地域博覧会研究②

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実践編:地域博覧会研究②

ジンブン独学ノートの実践編では、実際の研究について紹介します。研究へのモチベーションから、どのように日々の調査行われているのかまで、インタビュー形式でお届けします。

第六回は地域博覧会研究のHさんです。

興味を持ったきっかけ

Q2-1. どのような手順で研究を進めましたか?

まずは地域博覧会について、誰がどんなことを書いているか知るところから始めました。目的としては大きく分けて4つあります。

まずは、時代背景を知ることです。博覧会の歴史だけ追っててもどうしてそうなったのかわからないためですね。例えば、日本の外交の歴史、日本国内の産業の事情、あるいは外国の貿易や産業のありようなどです。博覧会というひとつのできごとの背景には、いろいろな要素が絡んでいます。

次によく参照される基本的な文献を知るためです。論文の構想発表や審査会で、これ読んでないの?という指摘は必ずあります。基本的な文献に目を通すことで、過去の研究などもある程度把握することができます。

▲石川県立歴史博物館の展示。こういうちょっとしたキャプションも、研究テーマに関係あると思うと見逃せなくなる。

またその分野の常識や用語を把握する目的もあります。研究に取り組みだしたときは用語についての理解が不足しているため、読んだり調べたりする速度が遅くなりがちです。その後のリサーチを効率的にするためには必要な作業です。

そして最後に卒論(または修論)のボリュームと締切で手に負えそうなサイズの情報量を見極めるためです。これを行った結果「万国博覧会」という軸は早々に自分の中から消えました。テーマがでかすぎたんですよね。