進路

就職先・大学院進学

そもそも各学年に数人程度しか在籍していない小さな研究室なのですが、修士課程に進学する人の割合は比較的高いように思います。就職先は様々ですが、ロシア語圏の国の日本大使館、ロシアとの貿易を主に扱う商社など、語学力を活かすことのできる仕事に就く人も多いです。

関連する資格

学芸員資格の取得者が多いですが、図書館司書資格や教員免許を取得する人もいます。教員免許は古典や世界史、社会科が多いです。

学生の声

楽しいこと

アメリカ、西欧、中国等のメジャーどころに比べ、スラヴ語圏の文化はなかなか日本で知られておらず、専攻する人も多くはありません。その分、言葉や芸術を通して新鮮な文化・思想に触れた時の驚きは格別です。ゲストとして海外から一級の研究者・作家・映画監督を招いて特別講義を開講してもらう機会も多いです。講義後の懇親会で直に交流することもできます。

できないとつらいこと

やはり何よりも語学です。邦訳がある作品を扱う場合でも、丁寧に分析する際には原文の参照が必須となります。また、海外の研究論文は基本的に原文で読むことになるので、日々ロシア語や英語と格闘しなければなりません。しかし、ネイティヴによるロシア語会話の授業も開講されていますし、学部1,2年次にロシア語を履修していなかった学生も多く在籍しています。やる気さえあれば必要以上に恐れる必要はありません。

その他

学費・研究費用

雑誌論文は大抵オンラインや図書館で閲覧できますし、必要な書籍は大学の費用で取り寄せてもらうことも可能です。どうしても購入して手元に置いておきたいという場合でない限り、大きな費用がかかることはないでしょう(コピー代も馬鹿にはなりませんが)。国外でしか閲覧できない論文や草稿を参照する場合は話が別ですが、学部生の段階でそれほどのレベルの研究をする人はあまり見かけません。

公式HP

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