研究内容

学問概要

スラヴ語圏の文学・言語全般について学ぶことのできる学科です。文学研究では、作品のテキストを丹念に分析し、学術的手法に基づいて多様な「読み」を提示します。ロシア文学の研究に携わる人が多いですが、映画や舞台芸術を扱うことも可能です。今回の紹介では詳しく触れられませんが、スラヴ語派の言語学を専門とする教員・学生も在籍しています。
※スラブ語圏=ポーランド、チェコ、スロバキア、ブルガリア、北マケドニア、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどの、スラブ語派に属している言語が主に話される地域

基本的な書籍

藤沼貴、安岡治子、小野理子『新版 ロシア文学案内』岩波書店、2000。
三谷恵子『スラヴ語入門』三省堂、2011

留学

ロシアを留学先として選ぶ人が多いです。長期留学はもちろんのこと、夏休みを利用した短期の語学留学も人気があります。もちろん、専門分野の関係上、チェコやポーランド等ロシア以外の国に留学する人もいます。

時間割・授業

教員が一方的に話す講義形式の授業は殆どなく、学生も主体的に授業に参加する演習形式が基本になります。各自担当の論文を要約・発表したり、外国語(主にロシア語)のテキストを訳読したりする授業が多くを占めます。ブルガリア語やセルビア・クロアチア語、ポーランド語等の第三外国語の授業も開講されています。

卒論

ドストエフスキーやトルストイのような著名な文豪を扱う人ももちろんいますが、時代・芸術様式に縛られず幅広い分野を卒論のテーマとすることができます。文学に限らず、映画やアニメーション、バレエや音楽について書く人もいます。研究室ホームページで過去の学位論文題目一覧を見ることができます。

高校までの繋がり

高校までの勉強との繋がり

現代文や古典の学習を通して、物語を細部まで丁寧に読むことを楽しめるようになると良いでしょう。世界史や地理の教科書から出発し、海外の歴史・文化に広く関心を持つのもありかもしれません。また、文理問わずほとんどの学問分野に言えることですが、英語の論文を読む機会はそれなりにあるのでしっかりと勉強しておきましょう。

受験で必要な科目

特になし。