研究内容
学問概要
このコースは人によって研究分野や対象が全く異なるのですが、自分が専攻していた政治思想史という分野は、政治に関する特定のアイデア(たとえば「民主主義」)について過去の人々がどういうことを考えてきたのか、それがどのように変化したのか、それはなぜかを研究する学問です。政治学・歴史学・哲学の三つの分野を横断的に扱います。
基本的な書籍
森政稔『変貌する民主主義』ちくま新書、2008
小野紀明他『岩波講座政治哲学』岩波書店、2014
留学
教養学部が学部生向けの留学プログラムを用意しており、留学する生徒を毎年送り出しています。
時間割・授業
必修科目がないこともあり、各人の関心次第で時間割はさまざまです。政治思想史に関心のあった自分は、コース内では社会思想史、現代政治、社会学理論などの授業をとっていました。また、同じ教養学部の現代思想コースや地域文化コースの授業、さらに法学部や文学部の授業も履修していましたが、それも卒業単位として登録可能という柔軟なコース構造となっています。
卒論
テーマは統計から哲学までさまざまです。確立されたシステムがあるというよりも、各人が問いたいことに従って、方法論も(周囲に助けてもらいながら)各自で学ぶという雰囲気です。
高校までの繋がり
高校までの勉強との繋がり
社会にまつわるあらゆることをさまざまな方法論で分析するこのコースにおいて、求められる能力は知識よりも関心です。自分が気になっていることは何か?それをどういう方法で考えてみたいか?いきなり聞かれても難しいかもしれませんが、日頃の学校での勉強は、この問いに対する自分なりの答えを見つけるヒントに溢れています。ぜひそういう意識で勉強してみてください。
受験で必要な科目
特になし。
進路
就職先・大学院進学
官公庁、メディア、ベンチャーなどに卒業生を輩出しています。また、毎年数名は大学院に進学します。
関連する資格
社会調査士の資格を取得可能です。
学生の声
楽しいこと
同じコース内にさまざまな授業があり、それでも飽きたらなければ他の学科、学部の科目も履修できる柔軟さがあります。自分の問題意識を突き詰めていきたいタイプにはもってこいの場所です。
できないとつらいこと
自分なりの問題意識を持って勉強できる人でないと、勉強を続けていくのがつらくなるかもしれません。
その他
学費・研究費用
分野次第で変わってきますが、基本的には書籍代くらいなのではないでしょうか。
公式HP
こちら(外部サイトに遷移します)