研究内容

学問概要

古典から現代まで、フランス語で書かれたさまざまな作家の作品について考察を深めていくことができる学問です。

基本的な書籍

講談社学術文庫『興亡の世界史』全21巻
講談永井敦子, 畠山達, 黒岩卓編『フランス文学の楽しみかた:ウェルギリウスからル・クレジオまで (シリーズ・世界の文学をひらく2)』ミネルヴァ書房, 2021年
横山安由美, 朝比奈美知子編著『はじめて学ぶフランス文学史(シリーズ・はじめて学ぶ文学史 3)』ミネルヴァ書房, 2002年
渡辺 一夫, 鈴木力衛著『増補 フランス文学案内』岩波文庫, 1990年

留学

毎年1学年で数名ほど留学しています。フランス本国はもちろん、フランス語圏の国への留学も可能です。

時間割・授業

各授業では、学期を通じて1つの作品について読み進めていくことが多いです。教授によって専門分野が異なるため、毎学期多様な作品に触れることができます。興味のある授業に主体的に参加していくのが本研究室のスタイルです。また、学部の授業には院生も参加することが多く、非常にレベルの高い内容になっています。

卒論

どれか1つ好きな作品を自分で選んで論述する人が多く、テーマは自由に設定できます。日本語でもよいので普段からフランス文学作品に多く触れ、自分がどのような作品に興味があるのか考えておくと卒論のテーマを決めやすくなると思います。

高校までの繋がり

高校までの勉強との繋がり

フランス語を履修する高校は日本ではごく稀です。本課程に進学した人の大多数が、大学に進学して初めてフランス語そのものに触れていると思います。高校在学時にフランス語を学習していなくても何も不利なことはありません。

受験で必要な科目

特になし。

進路

就職先・大学院進学

どちらかといえば就職する卒業生が多いです。留学した人のほとんどは大学院に進学します。

関連する資格

フランス本国が認定しているフランス語資格である”DELF”という試験を受験する人もいます。受験は必須ではありません。

学生の声

楽しいこと

研究室が「来る者拒まず、去る者追わず」という雰囲気で、興味があることについてはとことん研究できます。研究室そばの辞書室は常に開放されていたため、落ち着いた空間で勉学ができるのも魅力の1つです。

できないとつらいこと

授業ではフランス語の書物を読み進めていくため、前期課程のうちにフランス語の基礎を習得しておくことが必須です。また、多くの授業では予習が必要になります。

その他

学費・研究費用

各授業で使用するフランス語の書物は洋書になるため少し割高に感じますが、それ以外で自費で必要なものは特にないと思います。研究で必要な資料についても図書館に出向いて収集することが多いです。