書籍から情報を得る

体系的に知識を深めるためには、インターネットだけでなく、書籍から情報を得ることも重要です。初学者に一番適しているのは、新書などの一般の人向けに書かれた教養書です。教養書にも、非常に専門的な内容を扱うものから概説書までさまざまありますが、自分の読みやすいと思うレベルのものから読み進めていくと良いでしょう。

問いを形にする

ある程度周辺情報を仕入れて来たら、ここまで得た知識を使って自分の興味のあった疑問をもっと別の言葉で表現できないか振り返ってみましょう。たとえば、「○○はどんな人物だったのか?」という漠然とした疑問も、「どんな思想的背景を持っていた人なのか」と問い直すと、その時代の文脈に即して考えられるようになります。明確な疑問を持てるということは、ある程度知識が固まっている証拠でもあります。

もっとも、この段階で疑問を形にしなければならないということは全くありません。深く調べていくうちに新しい発見があり、興味や問いが変わっていくことも多々あります。しかし、「もっとよい問いの立て方があるのではないだろうか?」ということは、つねづね確認していく必要があります。