パスタと一緒に
今や日本の「国民食」としてすっかり親しまれているパスタ。レストランでも、おうちでも、手軽にいろいろなパスタを楽しめるようになりました。今度は、『テルマエ・ロマエ』等で知られる漫画家ヤマザキマリのエッセイ『パスタぎらい』で“現代の世界中の料理のなかのパスタ”を、池上俊一『パスタでたどるイタリア史』では“イタリア史のなかのパスタ”を味わってみるのはいかが?
『パスタぎらい』
イタリアをはじめとする世界各地で住み、働くなかで、常に「食」へのあくなき探究心と渇望が絶えることのない筆者。飛行機で隣になった男性がさも美味しそうに食べていたソーセージのこと。シチリア島でむしょうに食べたくなった餃子のこと。死に際にたらふく食べたい、とあるキノコのこと……食を通じたコミュニケーションを追体験しながら、文化とは何か、「らしさ」とは何か?と考えずにはいられません。
Book Info →『パスタでたどるイタリア史』
パスタをめぐる歴史を覗けば、そのままイタリア史が見えてくる! パスタがトマトと出会ったのは意外と最近のころ。パスタとアラブ世界の深い関係。料理のレシピで“言語統一”ってどういうこと? などなど、イタリアのマンマの味・パスタが人々の暮らしや政治に与えた影響の大きさは、読者の想像を軽々と超えてきます。
Book Info →二冊を読み合わせる
『パスタぎらい』には、パスタに関する記述も多く登場します。日本でいうところの“素うどん”にあたるアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。“日本の洋食=加熱したケチャップ説”のもと、ナポリタンがイタリア人の困惑を乗り越えたエピソード。では、ペペロンチーノやナポリタンはいったいいつ、どういう経緯で生まれたのだろう?と気になったら『パスタでたどるイタリア史』をひもといてみてください。
ヨコ(地域)の軸と、タテ(時間)の軸とで、文化を比較・相対化するおもしろさを体験できるはずです。






