土曜日, 7月 13, 2024

会社名  :株式会社ジブンジンブン

設立   :2024年4月1日

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開かれた「場所」へ

はじめに

何でも発言していい場所があったらあなたはどうしますか?この質問が成り立つことは、われわれは日々何かに縛られ、発言や行動を制限されて生きていることを意味しています。そんな縛りから解放された場所は、それだけで特別な意味を持ちます。日常から離れた「自由な場所」が何をもたらすか、北欧の医療から、そしてハワイの対話から、確認してみましょう。

『オープンダイアローグとは何か』

著:斎藤環
医学書院

オープンダイアローグとはフィンランド発の治療法で、やることは当事者を含めた専門家チームが上下関係を持たずに話し合うだけ。そのシンプルさとは裏腹に、統合失調症やうつ病、PTSDや家庭内暴力など対象となる疾患や事例は非常に幅広いことが分かります。問い問われ考えること、それがどうしてここまでの効果をもたらすのか、オープンダイアローグの魅力を味わってみませんか。

『考えるとはどういうことか』

著:梶谷真司
幻冬舎新書

「自由な発言をお願いします!」と言われる会議でも私たちは何でも言って良いわけではありません。自分の意思とは裏腹に物事が決まることも少なくありませんが、本来私たちが責任を取れるのは自分で自由に考えて決めたことだけのはずです。自由に考えることは、問うこと・発言することと合わせて一つのサイクルの中にあります。これら三つを行うためにはそのために設けられた特別な場、「哲学対話」が必要不可欠です。ハワイで考案された対話手法を利用して、ポジティブに責任を取るために、自由に考えてみませんか。

まとめ

問うことは、何か分からないと自分から認めることというネガティブなイメージがあるかもしれません。ですが視点を変えて考えてみると、問われることで自分が少しも不思議に感じることがなかったことに対して自分でも改めて考えるきっかけを得ることができます。この世界では自分で考えて生きていくしかない、でも考えるきっかけは他の人から与えられる。そんな飴と鞭の場所へ私たちは今日も向かっていくしかないのです。