ルネサンス
ルネサンスとは時代の名前でも、イタリアだけで起こったものでもありません。キリスト教世界の矛盾に対して、その時代を生きる人々が必死にもがき苦しみ生み出した運動です。そのルネサンスとは一体どんなものだったのでしょうか。そしてイタリア以外ではどのように展開していったのでしょうか。二冊の本から解き明かします。
『ルネサンスとは何であったのか』
ルネサンス、と聞くとレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロの絵画、あるいはダンテの「神曲」など、文化・芸術分野を思い浮かべることでしょう。彼らのような才能の持ち主はなぜこの時代に集中的に登場したのか。その背景と「何がルネサンスなのか?」を、ルネサンスの舞台となった都市で筆者と対話する形で迫っていきます。
Book Info →『フランス・ルネサンスの人々』
イタリア・ルネサンスに遅れること3世紀ほど、フランスでは聖書に忠実に生きるプロテスタントがその産声をあげようとしていました。その裏には「ユマニスム」、つまり自由に検討する精神をもって人間の理性や信仰を扱った運動がありました。古典学者はその時代をどう生きたのでしょうか。陶工は?出版屋は?著者の人柄・学識・情熱が調和した文章とともに探ります。
Book Info →二冊を読み合わせる
「ルネサンスRenaissance(再生)」は、その時点より過去の事象が大きな影響を与えたことを端的に示す、便利な言葉です。一方で「ルネサンス」と一言で言っても、上記2冊が示すように、時代によって内容は全く異なります。
なぜ異なる時代が同じ言葉で表されるのか、考えてみると、「ルネサンス」とはなんなのか、見えてくるものがあるのではないでしょうか。







