まとめ
はじめてのオンライン開催となったジンブンアトラスでしたが、zoomのブレイクアウトセッション機能を使うことで、遠く離れた場所にいながら多くの人が参加することができました。
また第三回で紹介した土曜講座の取り組みと同様に、一通り問いを立て終わった後に問いを深堀する時間を設けました。具体的には「誰が?」「そもそも〇〇って?」「具体的にどんな?」といったキーワードを問いに対してぶつけることで、その問いを発展させるような時間を設けました。
アンケートで「今日学んだことは何ですか?」という質問に対して、
「なぜなぜという設定をしようとしたら詰まってしまうものでも、まずファクトとして疑問に持ったことを出していってそこから考えるのは少し難易度が下がって日々使えそうだと思いました」
という回答がありました。いきなりなぜ?と問うのではなく、まずは気がついたことを起点に考えることを始めるアトラスの強みを感じとっていただけたようです。
またアンケートで「他のテクストでジンブンアトラスをやってみたいものはありますか?」という質問に対して、
「テクストだけでなく、音声や映像、あるいは立体に応用できる可能性は?」
「世界各地のカレンダー/世界各地のトランプ 」
など、これまでにアトラスが扱っていないテクストでの実施の可能性が見えたように思います。
初のオンラインでの開催になりましたが、問題なくジンブンアトラスが行えました。また立てた問いを深堀していく作業を設けたことで、参加者の方が終わったあとに話足りなさを感じることも少なかったようです。
一方でいつも通り人文学の説明から始めましたが、先にジンブンアトラスを行なってから、その取り組んだ内容が人文学だと説明する流れでも良いのではないかというフィードバックがありました。
他にも問いを自由に立てるフェイズに比べて、問いを深堀していくフェイズでは正解かどうかという視点が含まれてしまい自由に取り組みづらかったという意見も聞かれました。
これらの意見を参考にして、ジンブンアトラスはさらに磨きをかけていきます。ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
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