西洋史学研究室で学べる内容

研究内容

西洋史学研究室は、北海道大学文学部・歴史学・人類学コースに属する研究室のひとつです。ヨーロッパおよびアメリカの歴史から時代や地域を自由に選択し、また多角的な手法を用いて研究をすることができます。イギリス近現代史、近現代フランス史、アメリカ史、ドイツ中世・近世史、西洋古代史(古代ローマ史)、近世ヨーロッパ史(アルザス地域史)など、幅広い専門の教員がいます。

高校までの繋がり

高校の「世界史」で扱う欧米の通史が出発点になります。大学の西洋史では、原語史料(英語・フランス語・ドイツ語・ラテン語など)を読み、一次資料と向き合いながら歴史を組み立てることを学びます。

履修の流れと最近の卒業論文テーマ

2年次から研究室に所属し、3年次以降は専門性を高めた講義・演習を通じて、文献読解能力や批判的思考法、調査・研究能力を深めます。4年次には学びの集大成として卒業論文を執筆します。最近の卒業論文テーマには次のようなものがあります:

  • 中世盛期のポーランドにおける居酒屋と都市成立の関係
  • ロナルド・サイム「ローマ革命」論の批判的考察
  • 古代ローマ人の死生観―墓のコーメモレーションを通して―
  • 17世紀から19世紀のフランスにおける「アパランス」について
  • 冷戦期アメリカの「理想の家族」に見るジェンダー的反動
  • カリーニングラードにおけるドイツ・アイデンティティの構築

海外への留学

北海道大学では、世界51か国・地域の201機関と大学間交流協定を結んでおり、188大学への交換留学が可能です。加えて、文学部・文学院が独自に交流協定を結んでいる「部局間交流協定校」として、サセックス大学(イギリス)、ロンドン大学SOAS(イギリス)、マンチェスター大学(イギリス)、パリ・シテ大学(フランス)、香港大学(中国)、慶北大学校(韓国)など多数の大学と交流があります。交換留学では原則として留学先大学からの授業料は徴収されません。

進路

就職先・大学院進学

北海道大学文学部の卒業生は、公務員(国家・地方)、教育・学習支援、情報通信、金融・保険、製造業、商社・小売など、多彩な業界に進んでいます。研究をさらに深めたい場合は、大学院文学院への進学も可能です。

関連する資格

社会科(地理歴史)の教員免許取得に必要な講義を受けられます。博物館関係への就職を考えている人は、学芸員資格を取得しておくのも良いかもしれません。北大では「プラス・ミュージアム・プログラム」も開講されており、学芸員養成に力を入れています。

受験情報

受験で必要な科目

大学入学共通テストは、国語・地理歴史/公民(2科目)・数学・理科・外国語・情報の6教科を受験します。個別学力試験(前期日程)は、国語(150分)・外国語(英語、100分)に加え、数学または地理歴史(世界史/日本史/地理)から1科目選択の3教科です。配点は共通テスト315点+個別試験450点の計765点で、個別試験の比重が高く、国語・外国語・数学(または地歴)がバランスよく配分されています。

学費

北海道大学は国立大学なので、学費は国立大学標準額です。入学料は282,000円、授業料は年額535,800円(いずれも令和8年度予定額)。

※ この情報は令和8年度(2026年度)入試時点のものです。最新の入試情報は、北海道大学入学案内のウェブサイトでご確認ください。

情報取得日

2026年4月時点