イスラム芸術の世界にようこそ
はじめに
日本でイスラム教徒の方を見かけたり、石油や政治情勢、昨今では旅行先として中央アジアが人気など、様々な機会を通してイスラムの世界を垣間見ることが増えています。しかしそれでもやはり欧米よりは馴染みがないと思われがち...歴史や政治、宗教思想など構えた話からではなく、小説や美術品・工芸品など私達にとっても身近な「モノ」を通して、イスラム世界への理解を深めてみませんか。
まとめ
美術とその担い手が鍵を握る小説と、美術品・工芸品そのものの解説、双方を通して見えてくるのは、イスラム教の教えや彼らが受け継いできた歴史や思想と、彼ら/彼らと交流のある人々の生み出す「モノ」の深く美しい結び付きです。彼らが「モノ」に込めた考えを知った上で、改めてモスクなどの建築物やガラス工芸といった装飾品、『千夜一夜物語』などの物語を見つめると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。