哲学倫理学研究室で学べる内容

研究内容

哲学倫理学研究室は、北海道大学文学部・哲学・文化学コースに属する研究室のひとつです。長い歴史をもつ哲学・倫理学の知を学ぶと共に、現代世界に差し迫った思想的諸問題について考えていきます。論理学、現象学、近現代フランス哲学、倫理学、心の哲学、分析哲学といった専門分野から、思想の根源に迫ります。

高校までの繋がり

高校で扱う「倫理」では、歴史上の思想家の考えを学びますが、大学の哲学倫理学では、自分自身で問いを立て、論理的に考え抜く姿勢が求められます。「そもそも正しいとは何か」「知るとは何か」といった根源的な問いに、じっくり向き合える場です。

履修の流れと最近の卒業論文テーマ

2年次から研究室に所属し、3年次以降は専門性を高めた講義・演習を通じて、文献読解能力や批判的思考法、調査・研究能力を深めます。4年次には学びの集大成として卒業論文を執筆します。最近の卒業論文テーマには次のようなものがあります:

  • 自己知と徳認識論
  • 認識的不正義に抵抗する-対症療法の価値再考とトラウマ研究の応用
  • ピクトグラムの特殊性は現象学的観点からいかに説明できるか
  • 『エチカ』における個物の本質と実在
  • ハイデガー『存在と時間』の現存在分析における中動性への眼差し

海外への留学

北海道大学では、世界53か国・地域の200以上の大学・機関と大学間交流協定を結んでおり、その多くの大学へ交換留学が可能です。加えて、文学部・文学院が独自に交流協定を結んでいる「部局間交流協定校」として、サセックス大学(イギリス)、ロンドン大学SOAS(イギリス)、マンチェスター大学(イギリス)、パリ・シテ大学(フランス)、香港大学(中国)、慶北大学校(韓国)など多数の大学と交流があります。交換留学では原則として留学先大学からの授業料は徴収されません。

進路

就職先・大学院進学

北海道大学文学部の卒業生は、公務員(国家・地方)、教育・学習支援、情報通信、金融・保険、製造業、商社・小売など、多彩な業界に進んでいます。研究をさらに深めたい場合は、大学院文学院への進学も可能です。

関連する資格

社会科(地理歴史)の教員免許取得に必要な講義を受けられます。博物館関係への就職を考えている人は、学芸員資格を取得しておくのも良いかもしれません。北大では「プラス・ミュージアム・プログラム」も開講されており、学芸員養成に力を入れています。

受験情報

受験で必要な科目

大学入学共通テストは、国語・地理歴史/公民(2科目)・数学・理科・外国語・情報の6教科を受験します。個別学力試験(前期日程)は、国語(120分)・外国語(90分)に加え、数学または地理歴史(世界史/日本史/地理)から1科目選択(90分)の3教科です。配点は共通テスト315点+個別試験450点の計765点で、個別試験の比重が高く、国語・外国語・数学(または地歴)がバランスよく配分されています。

学費

北海道大学は国立大学なので、学費は国立大学標準額です。入学料は282,000円、授業料は年額535,800円(いずれも令和8年度予定額)。

※ この情報は令和8年度(2026年度)入試時点のものです。最新の入試情報は、北海道大学入学案内のウェブサイトでご確認ください。

情報取得日

2026年4月時点